本研究室では、上下基板の配向方向が左方向に90度捩じれたスプレイツイスト構造に電圧を掛けることで液晶の捩じれ方向が180回転したTN構造(RTN構造)が形成することを報告してきたが、同時に左方向に270度捩じれたSTN構造を形成する可能性もある。このSTN構造は通常のSTN構造よりもピッチの長い液晶物質で形成されており、Long pitch STN(LPSTN)構造と呼ぶ。今回LPSTN構造が安定化する条件が見出された。