受賞者：杉浦鉄宰（結城研究室４年）
沸騰伝熱は潜熱輸送による高い除熱限界を有するため発電所の熱輸送方法として採用され、これまで、限界熱流束および核沸騰熱伝達の向上を計る多くの研究が実施されている。一般に沸騰伝熱を促進するためには、核沸騰の促進と固液の濡れ性の維持･促進が必要とされる。その手段の一例として、伝熱面の微細加工や伝熱面上に多孔質膜を施工、更に伝熱面の親水化など、所謂、パッシブ法による伝熱促進技術が報告されているが、核沸騰熱伝達および限界熱流束の飛躍的向上を両立させることは難しい。そこで本研究では