【車両の操縦性・安定性研究】
近年自動車を取り巻く環境はCo2削減、経済性の追求、高度な予防安全追求など、従来の走行基本性能の進化発展方向から、技術分野が大きな転換期を迎えている。また、そのことは究極の軽量化車両、ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車など従来のレイアウト、パッケージングからの多様化をも生んでいる。ここで重要な事は運動物体としての自動車が備えるべき、走行基本性能を多様化に同期し革新される事である。走行基本性能の中でも安全走行の要である操縦性・安定性は如何にあるべきか、高齢化したドライバーの運転スキル低下や不慣れな高速走行が拡大する条件をも加味し、安全走行を保障する車両のあり方を研究する。