【細胞医薬に関連した細胞の品質評価方法の開発】
間葉系幹細胞や線維芽細胞は細胞医薬として、種々の医薬品開発の評価系として重要な研究材料であるが、分裂寿命を有することから、細胞の品質管理は重要な課題である。これらの正常細胞は分裂を繰り返す加齢にともなって、徐々にテロメアが短縮して分裂能力・分裂速度が低下し、形態的に扁平肥大化して最終的には分裂を停止して細胞老化に陥る。我々は細胞の形態変化を指標として、機械学習とディープラーニング、並びにAIを駆使して、細胞画像を用いた非侵襲的な細胞老化度の評価系の構築を進めている。