学会発表

Basic information

Name ONO Hiroshige

発表題目

ミュータンス菌増殖及びバイオフィルム形成に及ぼすS-PRG溶出液の抑制効果

代表発表者名

伊藤丈真

共同発表者名

木村 向日葵、山田 陽一、通阪 栄一、川中 玲里、矢野 文那、小野 浩重

学会・会議名

日本薬学会第143年会

発表形態

ENG

発表開始年月

2023-03-28

 

 

発表終了年月

 

概要

う蝕予防効果を期待した6種類の各種イオン(F-、Na+、BO33-、Al3+、SiO32-、Sr2+)を含むS-PRGフィラー含有セルフケア製品の開発を目的とし、各種イオンの溶出特性、Streptococcus mutans 8148株(St.mutans)増殖及びバイオフィルム(BF)の形成抑制効果より本剤の最適含有濃度を検討した。濁度測定によりSt.mutans増殖抑制効果を検討した結果、最も高濃度の100 mg/mL添加群で添加後8時間よりSt.mutansの増殖抑制効果が認められ、F-を含む6種のイオンを有するS-PRGフィラーは同量のF-単独使用と比べて高い増殖抑制効果を示した。さらに、BF測定を行った結果、1%スクロース群では最も高濃度の10 mg/mL、1%グルコース群では1 mg/mL以上で明らかなBF形成抑制効果が認められた。