著書

基本情報

氏名 永田 寅臣
氏名(カナ) ナガタ フサオミ
氏名(英語) NAGATA Fusaomi

著書名

「ウェブハンドリングのトラブル発生メカニズムとその対策」の第8章の第3節として「深層学習モデルを用いたフィルム製品の欠陥検出及び欠陥領域の可視化」

全著者名

永田寅臣

発行所等

株式会社技術情報協会 電気・化学グループ

発行年月

2025/12/31

概要

本研究では学習済みのCNN モデルの転移学習により,ラップフィルムの製造工程において発生する欠陥を持つ不良品の検出を行うことができるシステムを提案する.学習済みのCNN にはVGG19 を用いる.まず,治具を含んだラップフィルムの画像に対してテンプレートマッチングを適用し,不良品検出のターゲットとなるフィルム部分のみを抽出する画像処理を行う.次に,VGG19 の全結合層部を2 クラス分類用に置き換えて新たなCNN を設計する.画像オーギュメンテーションを施した多数の訓練画像を用いて追加学習(Fine tuning)を行う.この場合,全層の重み更新を行いながら訓練したCNN と,全結合層の重みのみ更新を行いながら訓練したCNN を準備する.不良品が含まれたテスト画像の分類実験によって設計した2 種類のCNNの性能を評価し,比較する.