社会の持続的発展のために、人間と自然との共生に役立つ電気電子デバイスの実現を目指した研究を推進している。
対象領域は、エネルギー(Energy)、ディスプレイ(Display)、ライティング(Lighting)、情報通信(Communication)、資源リサイクル(Recycle)で、デバイス(設計・製造・評価)技術を専門とする。エネルギー関連では伝達、変換、蓄積の効率化を目指す。具体的には太陽光発電、蓄電を主たるテーマとして新規原理や新規材料に基づくソーラーセルの高効率化や新型二次電池の高性能化研究を行う。ディスプレイではヒューマンインターフェースとして好ましいディスプレイを標榜し、新たな原理や材料に基づく電子ペーパーの研究やLCDのユーザーインターフェース(使い勝手)の改良を行う。ライティングにおいては新規技術に基づく次世代照明の研究を行う。また光をベースとした触媒作用など自然光を含めた光源の有効活用の研究を行う。さらに、情報通信の観点からは、とりわけ光情報の効率的伝達、活用に関する研究を行う。加えて、世界中でおびただしい消費が行われている電気電子デバイス関連部材・材料の環境性に注目し、高度リサイクル化の研究を行う。