医薬品に関連した視覚情報の識別に及ぼす影響と対策に関する研究
薬局の主な機能として、ファーストアクセス(セルフメディケーション、健康支援・相談)、チームアクセス(在宅医療・介護、在宅復帰、QOL確保、医療安全、コスト適正化)、ソーシャルアクセス(地域活動、県民との協力・啓発、24時間・災害等体制、学校薬剤師・薬物乱用防止)、ラストアクセス(調剤業務、医療安全、適正使用、コスト適正化)がある。このうち、ラストアクセスについて、医薬品適正使用サイクルの中の医薬品情報における視覚情報に着目し、セーフティマネジメントに及ぼす影響を見出すために、調剤業務の中での医薬品個装ケースのデザインと薬剤師の識別の関係、患者服薬行動の中での吸入用デバイスを使用する際の説明媒体における患者の識別について検証してきた。さらに、ファーストアクセス、チームアクセス、ソーシャルアクセスへと研究領域を広げて、新たなエビデンスを発信していきたい。