近年,燃費の向上やCO2排出量削減の観点から,自動車の動力源がガソリンから燃料電池や蓄電池などの電気に変化したことにより,車体全体の重量が増加している.車体の重量を減少させるために,部品の小型化・軽量化の必要がある.本研究では,廃液がなく,水中で表面処理が可能な機能性キャビテーション加工を用いて,耐食性および疲労特性がマグネシウム(Mg)合金および鋼材(SCM420H)の表面に及ぼす影響について検討した.